5.乳歯の重要性 乳歯は通常8ヶ月位から生え始め、3才前後で20本の乳歯が生え、乳歯列が完成します(ダウン症児では歯が生えるのが遅れがちですが)。これから6才臼歯の生えるまでは、乳歯だけで咀嚼機能を営みます。第2乳臼歯が抜けるのは10才前後ですから乳歯が咀嚼の中心を担う時期は1才過ぎから10才前後の8〜9年です。10才前後と言えば出生時と較べて体重は10倍、身長は3倍ちかくになっています。
一生のうちで、身長体重共に最大の伸びを示す時期の咀嚼の中心が乳歯なのです。乳歯にはその他に後から生えてくる永久歯がきちんと生えるようにガイドするという働きもあります。もしも、乳歯が虫歯で何本もなくなっているようでは綺麗な歯並びは望めませんし、その結果、永久歯も虫歯や歯周症になりやすくなってしまいます。
乳歯を大切にすることは、とりもなおさず永久歯も大切にすることなのです。ぜひホームドクターを持って下さい。いま虫歯が無くても定期的に検診されることをおすすめします。その時には歯磨きのチェックも忘れずにしてもらってください。治療よりも予防、これが一番です。
このパンフレットが、少しでも皆さんのお役に立つことを祈って、筆を置きます。
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あとがき
これは
金子芳洋編:食べる機能の障害 その考え方とリハビリテーション 医歯薬出版(株)、1987年刊
より転載させていただきました。この本は非常によくまとまっておりまして皆様にもぜひ一読されることをおすすめいたします。転載を快く許可してくださった金子先生と医歯薬出版(株)に心よりお礼を申し上げます。
これまでの連載にはダウン症関係の書籍や歯科専門書を参考にした他、歯磨きでは
松本歯科大学障害者歯科学講座の笠原教授の御好意により 障害者歯科 学講座のテキストとパンフレットを使用させていただきました。
また口腔機能の発達ではその記載の多くを
家庭栄養研究会編:「噛まない子噛めない子」同時代社刊と
咀嚼研究センター設立推進グループ編:「噛まない人はだめになる」風人社刊
の2冊より引用させていただきました。
快く引用を許可してくださった両社と笠原先生へ紙上にて改めてお礼申し上げます。
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発行によせて
パンフレットにするにあたり、食べる機能・食べさせ方など親にとってはとても興味のある内容で、範囲をひろげていただくことができました。
内容の充実したパンフレットができましたことを役員一同喜んでおります。
パンフレットを作製してくださったのは北海道小鳩会で歯科相談をお願いしております三好先生です。先生に心よりお礼申しあげます。
この資料の転載を禁じます。
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